2025年のセキュリティ動向
サイバー攻撃は年々高度化しており、2025年も新たな脅威と対策が注目されています。本記事では、開発者が押さえておくべきセキュリティトレンドを解説します。
1. AIを活用したセキュリティ
攻撃者側のAI活用
- AIによるフィッシングメールの自動生成
- 脆弱性の自動探索
- マルウェアの自動変異
防御側のAI活用
- 異常検知の精度向上
- リアルタイム脅威インテリジェンス
- 自動インシデントレスポンス
実践のヒント: GitHub CopilotやAmazon CodeGuruなどのAIツールでセキュリティ脆弱性を早期発見しましょう。
2. ゼロトラストアーキテクチャの普及
「信頼しない、常に検証する」というゼロトラストの考え方が、より多くの組織で採用されています。
ゼロトラストの主要原則
- すべてのリソースアクセスを認証・認可
- 最小権限の原則
- ネットワークセグメンテーション
- 継続的な監視とログ分析
3. サプライチェーン攻撃への対策
依存パッケージやCI/CDパイプラインを狙った攻撃が増加しています。
対策のポイント
- SBOM(Software Bill of Materials)の作成
- 依存パッケージの定期的な脆弱性スキャン
- 署名付きコミットとビルドの検証
- プライベートパッケージレジストリの活用
4. パスワードレス認証の拡大
パスキー(Passkeys)やFIDO2/WebAuthnの普及により、パスワードレス認証が主流になりつつあります。
主要なパスワードレス方式
- パスキー: デバイスに保存された暗号鍵で認証
- 生体認証: 指紋、顔認証
- マジックリンク: メール経由のワンタイムリンク
5. 開発者向けセキュリティツール
- SAST: 静的アプリケーションセキュリティテスト(Semgrep, SonarQube)
- DAST: 動的アプリケーションセキュリティテスト(OWASP ZAP)
- SCA: ソフトウェア構成分析(Snyk, Dependabot)
- Secret Scanner: シークレット漏洩検出(git-secrets, TruffleHog)
まとめ
2025年は、AIの攻防、ゼロトラスト、サプライチェーンセキュリティが重要なテーマです。開発の早い段階からセキュリティを組み込む「シフトレフト」の考え方を実践しましょう。
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